沖縄本島東海岸北部に位置する辺野古は、米軍基地建設のため、いま海の埋め立て工事が始められようとしている話題の地です。2001年、中村は「埋め立て予定地となっている海の中にも必死に生きている命があるはずだ」と辺野古に通い始めました。ここには3000年もの歳月をかけてできたサンゴの大群落があり、5000種類を超える生きものが暮らしています。この生物多様性の海を育てているのは、広大な「やんばるの森」と、そこから栄養分を運ぶ清流。中村は山と海をつなぐ命のめぐりをライフワークとし、17年間通いつめました。本書は、広大な森、河口に広がるマングローブと干潟、浅瀬の海、奇跡のサンゴ礁まで、豊かな自然とそこに息づく生物たちの記録。なかでも満月の夜のサンゴの一斉産卵のシーンは、未来へとつなぐ命の神秘を感じさせます。
増殖し続けるサンゴ、沈没した爆撃機、歩くサメ……。未だ原風景を残し、ワイルドな魅力あふれるパプアニューギニアの海。近年、その圧倒的な自然を求め、世界中のダイバーが集まる最後の秘境として人気を集めています。本書では、パプアニューギニア・ダイビング親善大使である著者が主要なダイビングスポット7つを紹介。圧倒的な自然とカラフルなサンゴや魚たちを堪能できる写真集としても楽しめる一冊です。
波や潮の名前だけでなく、海の色、音、風など感覚的なことから、海を使ったたとえ、海にまつわる大切な言葉までを、四季折々の海の写真とともに紹介。地球の7割が海であり、さらに私たちは海に囲まれた島国で暮らしている。知らず知らずのうちに海とつながって生きているんだと実感させられる1冊。
生物多様性の海として知られる辺野古・大浦湾。山から海をめぐり、豊かな環境で暮らす生きものの姿と、それをつなぐ水の旅を捉えた写真絵本。
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